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2008年02月24日

伝統様式の中の新しいデザイン

関口能典です。輸入住宅のトータルプランナー関口能典(せきぐちよしのり)です。

さて今回は、建築様式にとってのクラシックに関するお話をさせて頂きたいと思います。

クラシックという言葉自体は、美しさの基準となる言葉で、洗練された幾何学的調和で構成され、恒久的な美しさを持っているという意味があります。建築様式にとってクラシックは、遺産であり継承する価値がある文化として理解され、採用されてきました。今日においても、クラシックは計り知れない価値ある遺産であることは言うまでもなく、単純な要素で構成されているデザインほど、長く受け継がれていくものであります。

トーマス・ジェファーソンの邸宅であるモンティセロ今日の伝統様式の中に採用されているモンティセロのドーリス式の柱やペディメントのあるポルティコは、今日の住宅に用いられても不自然さはなく、時間の流れを感じさせないくらい自然です。本格的で新しいスタイル(様式)の住宅を創造するには、建築の歴史を再度解釈し直して、形式的で洗練されながらも、親しみのある住みよい住宅としてデザインするとともに、その住宅が資産として受け継がれていくように心掛けたいものです。


ドーリス式の柱に、ペディメントのあるポルティコ
写真の建物は、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンの邸宅であるモンティセロです。ドーリス式のポーチ柱が6本使われています。また、その柱の上の三角形の部分が、"ペディメント"と呼ばれる部分です。"ポルティコ"とは回廊とか柱廊を意味し、イタリアの修道院などによく見られる屋根のある歩道(アーケード)だと思っていただけば良いでしょう。



ファームスタイルの住宅のキッチンを、ダイニングルームとリビングルームの間に設たり、また、アーチ上の要石と隅石を用いる様式には、タイル張りのホワイエとヨーロッパ調のデザインがよく似合います。本物のクラシックとは、過去の優れたデザインを保ちつつ、新たに新鮮な思調や流行のデザインに対して、決して色褪せることのない、賞賛に値する物として創造し付加していくことだと考えます。


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Posted by nexthome at 15:29│Comments(0)TrackBack(0)輸入住宅通信 ブックマークに追加する
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