Q：2×4工法って自由な間取りができるの？:注文住宅のネキストホーム（ブログ編）

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2007年12月23日

Q：2×4工法って自由な間取りができるの？

輸入住宅のトータルプランナー関口能典（せきぐちよしのり）です。

今回は、私たちが良く質問される、家づくりに関する疑問にお答えしたいと思います。

ツーバイフォーの間取り

Ａ：欧米では、資産価値が認められない住宅にはローンを与えない金融制度及び、融資保険制度を採用してきました。これはどういう事かと言いますと、クラシック住宅でないものには、金融機関側が基本的に融資しなかったのです。

クラシック様式の建築の多くは箱型でありましたが、2×4工法自体はどのような形態の建築物にも柔軟に対応できる、優れた構造、工法なのです。

ツーバイフォーの構造

日本の2×4工法は、建築行政に関係する学者、研究者、行政官の建築構造技術が低く、その能力で対応できない技術を排除し、耐力壁線で囲われる面積の最大面積を原則60㎡で抑え、間取りの自由を大きく規制してきました。（つまり官が理解出来ない事はやっちゃいかんという乱暴な理屈ですね）

しかし、2×4工法のデザインは極めて多様で、構造工学の理論どおりにつくり、トラスや組立梁(根太)を使用することで、広い梁間距離の空間が可能になります。また、2×4工法はプラットホーム床版により、高い水平剛性が作られます。それらを利用することで、構造的には無限の可能性が生まれるのです。

つまり構造計算をして安全な構造とすれば、どんな間取りでも自由に出来るということです。