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2007年10月28日

ケルムスコットマナー

関口能典です。輸入住宅のトータルプランナー関口能典(せきぐちよしのり)です。

今回は、テムズ川の近くに位置するチューダー朝様式のファームハウスのお話。

ケルムスコットマナーウィリアム・モリス(イギリスの詩人、デザイナー、思想家)はレッドハウスでの生活の後、中世の富裕な自作農独立自営農民の持っていた家屋敷全体を借りて、そこを仕事場兼住宅として住むことになりました。その家屋敷は、元々の持ち主が荘園領主などを真似てつくった邸宅(マナーハウス)で、ケルムスコットマナーと呼ばれています。

ケルムスコットマナーの壁には、モリス夫妻や子供達、アーツアンドクラフツ運動の同志、封建社会の身分的な差別のあった生活の様子が多数描かれています。壁画、家具、タペストリーなどの織物装飾、壁紙、金属や陶器の置物や装飾品などは、建築空間の中にアーツアンドクラフツを具体化した実践例です。

ケルムスコットマナーの構造やデザインは、16世紀のチューダー時代の建築を基本的に残して使っている。屋根裏部屋に入ると小屋組などの構造を確かめることが出来ます。建築を学ぶ上で良い教材になります。チューダー様式は『アーサー王物語』の騎士道の精神のデザインである鋭角で構成された切妻や、縦長の窓などの威厳あるデザインに特徴があります。ケルムスコットマナーは、これらのチューダー様式の特色を具えています。これはこの建て主達が、当時の支配階級のデザインに憧れ、それを真似たことの表れであります。

邸宅(マナーハウス)を囲む観賞用の庭、玄関前の見せる庭など、建設当時の植物を育てるそのままがモリスの生活の中にも生かされ、現代の記念館の展示として公開されています。ケルムスコットマナーは、中世の建築を通してモリスの中世文化の受入れ方を伝えるとともに、ここを訪れる人にとって、そこが如何なる空間であったかを実感できる場所です。アーツアンドクラフツの実践を、150年の時代を経た今も経験することのできる場所といえます。
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Posted by nexthome at 19:25│Comments(0)TrackBack(0)輸入住宅通信 ブックマークに追加する
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